自己負担はなぜアップする?
処方箋を持って調剤薬局に行くとほとんどの方が「ジェネリック(後発医薬品)でよろしいですか?」と尋ねられた経験があると思います。ジェネリックは先発医薬品より自己負担が抑えられるので選択される方が多いのではないでしょうか。そういう私も(朝7錠、夜3錠を服用)当然のように処方される薬は、すべてジェネリックを選択しています。ジェネリック医薬品の定義は下記のリンクからどうぞ↓↓↓
ジェネリック医薬品とは?(厚生労働省の資料が表示されます)
ジェネリック医薬品の選択は自己負担が抑えられるだけでなく、公的健康保険からの保険給付も少なくて済みます。
皆さんはどちらを選択されていますか?
もちろん医療上必要がある場合や、どうしてもジェネリックが合わずに自己負担が多くても先発医療品を選択せざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。
また、漠然と「ジェネリックはよくわからない」から嫌だというご年配の方もいらっしゃるのでは?
今回の改定は簡単に書きますと、医療上必要がある場合を除いて、ジェネリック医薬品がある薬で、患者の希望により先発医薬品を選択した場合、自己負担の一部を「特別の料金」として定義し、その金額には消費税も加算して支払う必要があり、今までより自己負担額が増加します。
逆に、その事により公的健康保険からの保険給付は抑制されるという仕組みです。詳しくは、下記の青字リンクをクリックしてください↓↓↓。
「令和6年10月からの医薬品の自己負担の新たな仕組み」(厚生労働省の資料が表示されます)
薬局に行かれたら、ぜひポスターがあるか探してみてください!
私たちが住む日本には公的保険制度があります!
日本は公的保険制度(公的年金・公的医療保険・公的介護保険等)がとても充実しているのですが、人生100年時代に代表されますように超高齢社会がすでに到来しています。その結果、年齢別人口分布が大きく変化しています。
公的保険制度が策定された時代とは大きく変化し、制度設計そのものに影響を及ぼしています。制度を今後も継続していくためには制度の見直しをせざるを得ない状況です。(今までも様々な見直しが実施されています)
年金制度においては、すでに自己責任にて資産形成を促す仕組みとして、NISAやiDeCoといった税優遇のある制度の推進も行われており、多くの方が購入されているのが事実です。
今回の改定も医療保険制度の根幹をゆるぎないものとして存続させるには致し方のない必要な改定のひとつなのかもしれません。
いろんな事が自分の経験値で測れない時代だから
このように、今までの常識が非常識となり我々の経験値や学んだ事、ましてや親の常識に従うこと(全てではありませんが)が、いかに時代の変化から遅れてしまうか皆さんもよくお分かりではないでしょうか?
とくに50歳代~60歳代は足踏みをしていてはいけないと感じる昨今です。
お金の大切さをを実感し無駄な支出を限りなく少なくしていかなくてはなりません。今回の医薬品の自己負担の改正もそのひとつではないでしょうか?
金額にするとわずかなのかもしれませんが、塵も積もれば山となるですね!
お金の収支バランスを考えた上で、節約する事も必要ですが上手なお金の支出方法を考えることも大切です。相続の仕事に携わっていますと、顕著に「お金の無駄遣い」といった場面に出逢います。
それは「我が家らしい相続の生前対策」をしていなかった為に「家族の絆」がこわれてしまうばかりではなく、皆さんが思っている以上に大切なお金と大切な時間を無駄に消費してしまうことが多々あります。
相続は特別な場合を除いて全員が必ず経験します。ぜひ頭の片隅に置いてください。
最後まで読んでいただいた皆様には、決してそのような無駄な支出がないことをお祈りしております。
「少しだけ相続の生前対策の事」に取り組んでみられてはいかがでしょう?
なぜそんな無駄遣いが発生するのか疑問(???)に思われる方は、是非セミナーや個別相談にお越しください。↓↓↓。