北野靖 
内容で選択を決める！小さな選択と大きな選択
目的や目標に向かって行動を起こそうと思った時、高い壁にぶち当たるとめんどうだからやめよう。トラブルが起こると嫌だからやめておこうなど、行動する事をやめてしまった経験はありませんか？
逆に、得意な分野や好きな事に関しては、例え高い壁が立ちはだかろうが、超えてやろうと奮起して乗り越えた経験はありませんか？
どちらを選択しても、ひとは立ち向かう前からその選択事実による不利益も喜びもわかっていると思いませんか？
毎日の行動を一度考えてください。ひとは常に小さい選択の繰り返しの中で生きていませんか？その中で大きな選択を必要とする場面に出逢うのでしょう。
スポーツ選手も小さな選択の繰り返し
パリで開催されたオリ・パラリンピックをご覧になった方は多いと思います。選手は金メダルを目指して、持てる力を120％出す努力をしていました。直近では大谷翔平選手の活躍を毎日楽しみにしていませんか？ドジャースのファンで無くてもドジャースが勝てば、まだまだ大谷翔平選手の活躍を見れるから勝ってほしいと、試合結果を気にしているひとは多いはずです。かくいう私もそのひとりです…！
オリンピック選手も大谷翔平選手も毎日の苦しい食事制限やトレーニングを乗り越えて試合に臨みます。試合に勝つ為に、苦しいことを今日も実行するか、しないかの選択の繰り返しが日常なのだと思います。
見ている私たちは、応援している選手やチームが勝つと間違いなく笑顔になりますし、勇気をもらいます。そして自分はもっと頑張れるんじゃないかと考えます。選手は自分の達成感はもちろんの事ながら、その先にはわたし達の笑顔を想像していただいてるのではないでしょうか？
昨日セーフ・今日アウト
話しは少し脱線しますが、時代の変化と共に環境や規則・ルールは変化していきます。昨日までセーフだった事が今日はアウトになる事もあります。さまざまな法律もそのひとつではないでしょうか？変わることにより私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
例えば、消費税率は時代の流れと共に3%、5%、8%、10%と改正されてきました。消費税が８％から10％に改正施行された日には、昨日までは1,000円の商品を買うと税込1,080円だったのに、今日は同じ金額では無く税込1,100円となりました。日常生活では当然買い物をする機会も多く知らないひとはほぼいません。これは税法という法律の消費税率改正です。当然ですが、導入前や改正前から広く国民に周知されてきました。
しかし同じぐらい全員が経験する大切な内容にも関わらず周知されていない改正もたくさんあります。
そこに相続（生前対策）を考えることの理由があります！
相続に関する内容が周知されていない事もそのひとつに当てはまります。
相続は必ず一度は経験するのに？ ましてや、こんなに多くの家族が相続のトラブルで悲しい思いをしたり、多くの家族がばらばらになったりしているのに？？？ 「どうして！どうして！」っと言いたくなります。
法律や制度の改正、そして「相続で本当に必要なすべき事」があまりにも周知されていません。直近でも相続に係る民法や税法・制度変更が行われています。みなさんご存知でしょうか？「知っています」と手をあげるのは相続の専門家だけでしょう。
一生に何度も経験することではありませんが、「知らなかったからしょうがない」では済まされない。知らないが故に、とても大きな時間とお金の無駄使いをする可能性と、なによりも「家族の絆」を失ってしまう可能性が潜んでいます。
誰も教えてくれないが故に、それぞれが自覚を持ち対応する必要があるのです。
このように書きますと、法律や制度ばかりに興味を持ちがちですが、お金では解決できな「家族の笑顔と絆」を第一に考える必要がある事を覚えていただきたいと思います。
相続を考える時、まずは対策が必要なのか必要ないのかを見極める必要があります。ご自身で見極めるのはとても難しいからこそ、気持ちや資産を繋ぐひとも受け継ぐひとも避けて通らず、是非その見極めを生前に行う選択をしていただきたいと思います。その上で必要があれば生前から対策を実行していくことをお勧めします。相続発生後に取り返しのない事にならないように！
駆け出しの頃「現状維持は退歩」と教えていただいたことを思い出しました！
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