まずは、士業の先生にお願いする前の準備から

トピックス(注意:家族内にこの認識のない方がいると、どんでもない方向に行くかも!)
長男が全ての財産を引き継ぐ家督相続制度は旧民法の基で明治31年から昭和22年(1947年)5月まで施行されていました。長男が全ての財産や地位を引き継ぐ制度から現在の制度に変わって、すでに約80年が経過しています。みなさんのご家族は大丈夫ですか?
最初の一歩
家族会議をやってみよう!
相続対策や生前対策をした事で揉め事が発生する事もあるのが相続です。
家族会議を重ねた上で進めたご家族は相続発生後に揉める事なく、そこには変わらない家族の笑顔が続きます。
私は相続コンサルタントとして家族会議に参加させていただく機会が多々あります。家族会議を支援®︎する立場ですが、気づいたことも共有させて頂こうとと思います。
では、なぜ生前対策の入り口は家族会議なのでしょう?
家族会議って何?
家族会議を開催する目的
・家族の中で引き継いでもらう側である故人(被相続人)の気持ち(自分が亡くなった後も家族が円満で笑顔で過ごしてほしい)が家族内で共有されていないと相続発生後にトラブルになったり、手続きが円滑に進まなかったして無駄な時間や費用を費やしてしまいます。
・引き継ぐ側(相続人)のそれぞれの気持ちが家族内で共有されていないと相続発生後にトラブルになったり、手続きが円滑に進まなかったりで無駄な時間や費用を費やしてしまいます。
・また、我が家は資産が少ないから揉めないよと思うのは大変な誤解です。
・家族会議とは無駄な時間や費用を最小限に抑えるため、そして、何より家族が揉め事が原因で疎遠になったり家族から笑顔が無くなってしまわないようにする最初に行うべき行動です。
・大切な事は家族の気持ちを聞く事です。子供さんは独身の時と結婚し子供を育てる年代では、状況や気持ちが大きく変化します。子供だからといって特別ではありません。
家族会議でわかること
・家族の気持ちを聞く事で問題点があるかないかを共有できます。
・現状を理解して家族が共通認識を持つことができます。
・家族で相続に関する気持ちの合意形成ができます。
・推定被相続人は相続発生前に、自分の気持ちを伝えておくだけでもトラブルになる事を少なからず防ぐ事ができます。
・推定相続人は相続発生前に、自分の気持ちを伝えておくだけでもトラブルになる事を少なからず防ぐ事ができます。
・さらに相続対策・生前対策の必要性の有無が判断できることで、必要な対策(手段・目標)が見つけるきっかけができます。
家族会議は家族だけで行ってはいけない理由
・年長者や声の大きな人に発言が偏ってしまう。言いたい(伝えたい)気持ちや意見を発言できない
・過去に経験した相続の経験を基本として考えてしまう(民法や相続税の法律などに誤認識がある。又は改正・更新についてご存知でない)
・友人から聞いた情報やインターネットで調べた情報を披露する事で間違った方向に進んでしまう。
・感情的になってしまい二度と家族会議を開催することができなくなってしまう。
・子供はいつまでも親の言いなりでない事を理解されていない。
・昔の考え方で令和や今後の時代を無理矢理に乗り越えようとする。乗り越えられると思っている。
・相続放棄(亡くなった方の遺産を一切引き継がない)は相続の開始を知ってから3ヶ月内という事実をご存知でない。
家族会議支援®︎の立場で参加させていただくと・・・!
・奥様本人は働いていないけれど多くの預金を持っている場合に、ご主人が亡くなった時に相続財産となり税金計算の対象になる事を理解されていない事例が多い。
・子供がいないご夫婦の場合は配偶者が全ての相続権を持つと勘違いされている→(法定相続人として故人の親・兄弟が含まれる)
・認知症や判断能力が低くなると有効な贈与・遺言・新しく契約する事や契約の解約などができなくなることをご存知ではない。
・親子間、夫婦間、兄弟間などで相続財産について共有、もちろん合意されていない。
・ご両親は再婚で別に兄弟が存在している事を知らなかった。→法定相続人の数が増える。
・過去に贈与で受け取ったお金を持ち戻して計算する必要のあることをご存知ではない。
その他、ご家族の状況により様々な誤解や間違いが出てきます。
(家族会議支援®︎は株式会社ライブリッジの登録商標です)
最後に
相続コンサルタント/ファイナンシャルコーチの北野は
・家族会議を開催する事を必ずそして強く強くお勧めしております
(最初に家族会議を開催しない事で、必要な対策に進めなくなります)
・家族の枠から飛び出して親族会議支援となる場合もあります。
・私はファシリテーター(会議などで、参加者の意見を促したり、発言者が偏らないように話し合いを円滑に進める役割をすることで、相続の家族会議においては、相続の専門家として業際に最大限の注意を払いながら会議の目的達成に尽力します)として家族会議支援®︎をさせていただきます。
そして
・家族会議のタイミングを逃してしまうと、とても労力を使い遠回りとなりますが、「遺産引継ぎ家族会議」を開催する場合もございます。(この遺産引継ぎ家族会議については又の機会に・・・)
※「遺産分割協議」とは違います。お間違いなきようお願いします。
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