少し間が空いてしまいましたが、Ver.2として書きました。前回のブログ「ご存知ですか?相続と聞いて絶対してはいけない事!相続と聞いて絶対すべきおすすめ事!Ver.1」をお読みいただきありがとうございます。まだ、お読みでない方はお先に読んでいただくと、よりわかり易くお読みいただけると思います。
家族会議の開催意義と目的!
相続の「家族会議」とは
「家族会議」とは、相続についてご家族が話し合う場です。
「家族会議」を開催する意味は?
相続はご家族全員が当事者です。親の立場から子供に伝えるだけではなく、子供の立場から親に伝えたい事も共有できる場です。自分が思っている事だけを主張していては家族内で摩擦が生じます。
まずは家族全員の思いを聞き、出てきた問題や課題を家族の一部の人だけで抱えるのではなく、家族全員が共有することがとても重要です。
家族のひとり一人が、相続について生前や相続発生後の問題・課題に対してどのような思いや考え方を持っているか、お互いに認識し共有する場です。
家族全員が同意や合意を形成する場
ご家族全員が、他の家族がどのような思いを持っているかを聞く中で、お互いの想いを尊重し理解し、同意や合意を目指していく場です。
同意や合意をした上で生前対策・相続対策の目的をはっきりさせ、手段である「生前に起こるかもしれない『もしもの為』に家族信託の組成」や「相続発生後に揉めない為の遺言書作成」等の具体策を検討していきます。
生前・相続対策といえば、多くの方が遺言書の作成、税金納付の有無などを一番最初に思い浮かべます。しかしながら、これは手段であり前述の生前・相続対策の目的ではありません。どんな違いがあるかも明確になります。
家族会議は絶対に家族だけで開催してはいけない!
相続発生後の相談において、専門家から「ご家族の間でよく話し合ってご返事ください」と言われて、あとは家族で話し合うことになったとしても、多くの場合はそのまま放置されてしまった。
と相続の現場ではよく聞きます。
相続・生前対策についてインターネット検索をすると「家族会議」や「相続会議」、「人生会議」という言葉がたくさんヒットします。
多くの皆さんは、家族会議を家族内で、家族だけで行うものだと思っています。でも、相続・生前対策の「家族会議」は絶対に家族だけで開催してはいけません。
なぜ家族だけで開催するとダメなのか?
相続の家族会議ではひとり一人が思う事や意見を、それも本当の気持ちを出し合わないと開催意義がありません。
しかしながら、家族だけで開催するとこんな事になりがちです。
・声の大きい人の意見や発言が優先される。
・両親・祖父母など年配者の意見や発言が優先される。
・少し知識を持った人の意見や発言が優先される。
・相続を初めて経験する人や、多くても2~3回目の人の知識や経験を誰か一人が主張する。
・感情ぶつけ合ってしまい会議が中断。家族の関係が悪化して、会議は2度と開催される事がない。
このような状態でご家族全員が、他の家族がどのような思いを持っているかを聞き、お互いの思いを尊重し理解し、同意や合意を目指せるでしょうか?
では、こうならない為にはどうすればいいのでしょうか?
家族会議を有意義に!
一番大切な事は、家族会議参加全員が同意・合意形成に向けて努力する事です。
利害関係のない専門家が第三者が舵取り役として参加する事がベストです。
ただしその第三者は、
・利害関係のない第三者、すなわち家族会議参加者の誰か一人の味方であってはいけません。
・無理矢理、話をまとめようとする人であってはいけません。
・専門家でも相続について全方位的に話せる人でないといけません。
・特定の解決方法に誘導する人であってはいけません。
・自分の専門分野に誘導し解決策を提示しようとする人であってはいけません。
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相続コンサルタント/ファイナンシャルコーチ®︎北野は相続・生前対策コンサルティングの中で公平中立な第三者の立場として、家族会議支援®︎を行っています…。
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