30年前のSG(スタディグループ)がスタート!
ほぼ30年前、個人事業主として事業を開始した頃、時の先輩方に教えていただいた通り『ファイナンシャルプランナー(以下FP)はクライアント様の困りごとを解決する為には一人では不可能である。多くの専門家(特に士業)とのネットワーク構築が必要不可欠である』ことを学ぶのです。
当時は生命保険のコンサル営業が売上の全て。しかしクライアント様と話していると、それ以外(生命保険以外の金融商品、年金相談、贈与、相続、事業承継、経営財務、訴訟問題、住宅購入、リフォーム、不動産売買など)のお困りごとを耳にすることが非常に多くありました。
当初、対応させていただけたのは、①前職が「戸建て住宅」における土木・造園の設計・施工管理・営業に専門職として従事していたこともあり、戸建て住宅に係る知識や不動産に関する基礎知識。②ライフプラン・ファイナンシャルプラン・周辺金融知識。そして、③公的保険制度(公的年金・公的医療保険等)はFP資格取得後も特に重点的に学び、毎日のようにクライアント様に説明もしていましたから、手前みそでありますが得意でした。
やがて生前贈与・相続・事業承継・経営財務などのお困りごとに、クライアント様が解決に向けて進んでいただく為には、FP以外の専門家の力が重要だと現場でも実感するのです。(業際があり、弁護士法や税理士法などに代表されるように、専門家以外は携われない業務があります)たとえ自身で説明や手続きそして解決が出来なても、クライアント様のご要望にお応えするには、信頼できる士業の先生とのネットワークが必要であると強く実感するのです。
自身でも周辺知識をさらに学び、その上で、クライアント様に存在意義を実感していただくためにも、単に専門家を紹介するのではなく、FPにしかできない専門家としての役割をはたし、さらにイニシアチブを取ってクライアント様に寄り添う事が大切だと思い始めます。
そこで同じ思いと実感を持つ数名の有志と共にFP協会認定/登録のSG(スタディグループの略称)を設立しました。そこで多くの専門家と知り合いネットワークを構築していきました。
SG主催の勉強会に参加するとFP資格継続単位が取れることもあり、参加者はそれなりにおられ、FP科目に準じた勉強会で、ダブルライセンスとしてFP資格取得された専門家の方も参加されていましたし、講師としても多くの方にご協力いただきました。結果、広い範囲(分野)で学ぶ事ができ、他業種や士業の方々との協業により、クライアント様のお困りごとの解決に大変役立ちました。
30年は成長と高い壁
やがて、コミッションビジネスからフィービジネスを業とする方向に向いていきます。FP(ファイナンシャルプランナー)という言葉をほぼ誰も知らない当時とは違い、現在は当たり前のように知られるようになりました。同時に30年の経験とクライアント様が私を成長させてくれました。7000件以上の個別相談実績や多数の社員研修・ユーザー向けセミナーの経験は貴重な財産となっています…
話は変わるのですが、2013年(平成25年)春、目の前に高い壁が立ち塞がりました。今、思えばこれも貴重な体験ですが、この経験(ブログ「脳卒中当事者と相続」を参照してください)を機に今一度、これからのクライアント様への貢献と存在価値を見つめなおしました。そして2021年(令和3年)から「相続の本当の目的」「その達成の為に必要な生前対策」と「相続マーケティング」と出逢いそして学び始めたのです。尊敬できるすばらしい人たちと出逢い感銘を受け、これからは「相続コンサルタント」をライフワークの一つにすることを決めました。その為にはさらなる学びと研鑽が必要です。その目的達成のひとつとして、初心に戻り『おおさか(大阪)相続事例研究会』を有志2人で発足させました。
おおさか(大阪)相続事例研究会?
相続コンサルタントがはたせる相続の生前対策サポートとは:相続発生後のことだけでなく、生前に自分らしく「わくわくするセカンドライフ」を過ごしていただく為、そして相続発生後に相続当事者や家族が笑顔で過ごせる為の、相続の生前対策のサポートをすることを存在意義(価値)と考えます。そしてこれを目的と位置づけます。
但し、相続コンサルトの存在価値や考えを事例研究会参加者に求めたり強制したりするものではありません。
「相続分野に関心がある同業者同士(保険パーソンや士業・不動産業・相続コンサルタントなど)が集まり、相続コンサルティング『相続の生前対策』に関する情報交換・学び・研鑽を行う同業者交流会」とします。
クライアント様・相続パーソンは相続対策をどう考えているか?↓
・まず最初に手段を思い浮かべる
・手段から取り組むと目的が見えてこないのではないだろうか?
・その選択(手段を探す)をすると目的が見えなくなり、法律的・税務的にすばらしい生前・相続対策ができても相続開始後にトラブルが発生する可能性が大きくなる。
なぜ、トラブルに発展するのか?↓
・手段を考える時に相続当事者や家族の本当の笑顔を考えずに進めているのでは?
相続コンサルタントとしてトラブルを限りなくゼロに近づけたい。
手段より目的を優先した考えを優先していきます。
目的は手段や知識優先ではないが決して知識の学びを排除してはならない。
但し、相続コンサルトの存在価値や考えを事例研究会参加者に求めたり強制したりするものではありません。
次回・今後の開催日程・開催頻度について
・次回日程:令和6年10月25日(金曜日)16時~17時30分
・開催場所:再度打合せ
・開催頻度:月1回
今後の進め方について提案とディスカッション(事例研究・その他.etc)
・事例などを持ち寄り発表・ディスカッション(最初は北野にて事例発表する)から学び・研鑽を行う。
まとめ
・真にクライアント様の笑顔で円満な相続に寄り添う価値ある存在であり続ける
・「相続分野に関心がある同業者同士(保険パーソンや士業・不動産業・相続コンサルタントなど)が集まり、相続コンサルティング『相続の生前対策』に関する情報交換・学び・研鑽を行う同業者交流会」